他人に任せるのがだいじなのはわかった。で、だれに任せる? | 西野亮廣エンタメ研究所 過去記事 20200716

7月16日(木)

おはようございます。

梶原くんが関西の番組を降りたので、よくよく考えたら全然テレビに出ていない「キングコング」の背の高い方の西野です。

#オワタ

#オワコンタレント

さて。

今日の記事は、学校で学んだことを得意気教えてくる息子を愛でるような感じで読んでいただけると嬉しいのですが……(上司1年目の)僕の成長日記です。

テーマは「任せる人の選び方」で、ガッカリするぐらいシンプルな結論になりますが、あらためてココだなぁと思ったので、記しておきます。

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▼ 集落の時代に必要な「丸投げ力」

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SNS黎明期は、まだ「発信する人」と「発信しない人」がいたので、「上手に発信する人」に注目が集まり、その個人に大きな力が宿るもんですから、『個の時代』と言われました。

あれから時は経ち、国民総発信者時代に突入。

皆が発信しまくっているので、今となっては少々上手に発信したところで注目は集まりません。

そこで、アベンジャーズが如く「発信力を持った個人」同士が集まり、「アイツが成功すれば自分も少し得をするからアイツを応援する」といった感じで”互いの株を持ち会う”『集落の時代』が幕を開けました。

『集落の時代』の基本的な作業は「パス回し」です。

大前提として、「パスを止めてしまう人間」にはパスは回ってこないので、「パスを出す人間」および「シュートを決める人間」であることが、この時代のドレスコードどすえ。

#突然の京都

その上で求められるのは、「ポジショニング」です。

説明が抽象的で申し訳ないですが、要するに、「この場面ではアイツにパスを出すことが正解だよね」「ここは俺がシュートを決める場面だよね」とチームの全員が簡単に判断できるように、陣形を整えておくことが必要です。

ここのポジショニングが上手くいっていないと、「次は誰にパスを出せばいいの?」「え?私がシュートを打っていいの?」と、いちいち監督に判断を委ねることになってしまい、そうなるとトップダウン経営の会社と変わりません。

…とは言え!

#ここからが西野の成長日記です

パスを出す相手の能力が確認できていれば、積極的にパスを出せるのですが……実際問題、たとえば新入社員やインターン生にパスを出すのは、なかなか博打だったりします。

経験がある自分がドリブルで進んだ方が確実に試合を前に運べるからです。

ただ、

試合でボールを触らせないと、新入社員は成長しない。

これは、多くの社会人が抱えているジレンマだと思います。

仕事を外注する時も同じかもしれません。

「はじめまして」の人が期待に応えてくれる人なのか否か…その判断ができないと、なかなか簡単に仕事をお任せすることができません。

その結果、「逐一、チェックさせてください」という『検閲』を入れなければならなくなります。

そうなると相手は「依頼主の駒」になってしまうので、本人のポテンシャルの全てを引き出すことができません。

なるべくなら「あとは任せた」と丸投げできるといいのですが(※そうすれば、その人の作品になるので、その人は頑張ってくれる)、どっこい、「丸投げ」のリスクが高すぎる。

去年の秋、株式会社NISHINOに新入社員が入ってきて、僕は上司1年目となりました。

そのとき僕は、チームで動く以上…そして、チームの一人一人に責任を持ってもらう以上、上司一年目の自分に課せれた宿題は『丸投げ力』の向上だと判断しました。

僕が、「丸投げ力」を伸ばさない限り、僕の指示待ちのチームになってしまいます。

そうすると、僕の感性が老いた時にチームは終わります。

そんなのイヤどす。

#なぜか京都を推す

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▼ 丸投げ先の選び方

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とりあえず「丸投げ」することは決めました。

あとは、丸投げ先をどう決めるか?

一昔前までは、この試金石は「学歴」が担っていたハズなのですが……集落戦になると、どうやらそうでも無さそう。

#ほとんどの学歴はAIで代替できる

さて、僕らは何を試金石に丸投げ先を決めればいいのでしょうか?

ここが今日の結論です。

僕なりに色々探ってみた結果……

「仕事は、文章が面白い人に丸投げするとイイ」

という結論に至りました。

「文章」です。ブンショウ。

自分に求められている役割、自分に許されている時間、退屈させない設計、サービス精神……「文章」には、その全てが出ていて、音楽家であろうが、イラストレーターであろうが、建築士であろうが、スポーツ教室の先生であろうが、彼らの技というのは「鍛えぬかれた筋肉」でしかなく、彼らの骨格は「文章」が正直に表しています。

「骨が歪んでいると、どうしようもねぇ」という話です。

岡本太郎さんも、会田誠さんも、ベラボーに文章が面白い(優しい)んです。

でも、当たり前っちゃあ、当たり前ですよね。

彼らもチームで動いているわけで、その都度都度のコミュニケーションで最適解を出し続けたから、あの地位に行けた。

この度、『えんとつ町のプペル』のグッズまわりのデザインを、サロンメンバーの「カンカンさん」にお願いしたのですが、(もともと彼女のイラストのファンだったのもあるのですが)最後の決め手となったのは「文章が面白い」です。

#実はサロンメンバーさんの投稿をコッソリ見させてもらっています

結果、それは大正解で、カンカンさんは僕の意図を綺麗に汲み取ってくれて、会話をするように仕事を進めてくださいます。

なので、そのまま丸投げしています。

丸投げ先を決める時に「文章の面白さ」は大きな大きな試金石となるので、お相手の方のブログやnoteやFacebookを読むのはオススメです。

集落の時代に入ったことにより、「コミュニケーション能力」の価値が日に日に高まってきていることを感じています。

現場からは以上でーす。

【追伸】

サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/1678

 

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