『映画えんとつ町のプペルの広告戦略と絵本えんとつ町のプペル海外展開について』 #西野亮廣エンタメ研究所 #過去記事 20200608

6月8日(月)

おはようございます。

「イイ歳の重ね方」に完全に成功したキングコング西野です。

#ありがとうございます

さて。

今日は大きく2つ、『映画えんとつ町のプペルの広告戦略について』と『絵本の海外展開について』をお話ししたいと思います。

業務連絡(進捗状況の報告)になりますが、こういった細かい部分もサロンメンバーの皆さんと共有しておきたいと思っています。

まずは、映画えんとつ町のプペルの広告戦略について。

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▼ 新型コロナウイルスを受けて…

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今年、世界中を襲った新型コロナウイルスは、あらゆる影響をもたらしました。

100年に一度の嵐の中、「どうハンドリングしていくか?」がリーダーの腕の見せ所で、経営者や個人事業主の資質がこれまで以上に問われています。

テーマ「逆手にとる」と「損切り」の2つ。

『革命家』と呼ばれているぐらいですがら、西野から聞きたいのは「逆手にとる話」ですが、ディフェンスを固めないとオフェンスに体重が乗りませんし、ブレーキの精度を高めておかないと、アクセルをベタ踏みできません。

とくにこういった有事の際は、全ての計画が上手くハマることなどないので、「ハマらなかった計画に対して、どれだけの速度で対応していくか?」かが重要です。

コロナちゃんの圧力に対して、ある程度のことは逆手にとりましたが、取り下げた企画がいくつかあります。

そのうちの一つが『劇場で販売される前売券』です。

劇場特典のオリジナルクリアファイルを用意して、かなり早い段階から劇場で販売し、前売券の販売枚数を稼ぐ予定だったのですが、こちらは取り下げました。

今はまだ劇場に足を運ぶ人が少ないからです。

「…とはいえ、早くから売っておく分にはプラスしかないじゃん」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「この映画をプッシュしていこう」と決めるのは映画館で働くスタッフさんです。(※本屋さんと同じですね)

前売券の初動(初日の売り上げ)が伸び悩むと、「この作品をプッシュしても、結果は望めないのかも…」という考えが、スタッフさんの中に芽生えるでしょう。「人」なので。

そこで、『早い段階から劇場前売券を販売』と『映画館のスタッフさんのヤル気』を天秤にかけたときに、後者を選んだ方がいいと判断しました。

当面、前売券の販売は、クラウドファンディング等の「オンライン」に集中し、劇場で前売券の販売を開始するのは、もう少し後。

これによって「劇場でも前売券の売り上げをコツコツ重ねていく」ができなくなりましたが、傷を最小限におさえる為には、いい判断だと思います。

ここでは、「大胆な戦略の裏には、こういった『ハマらなかった企画の損失を最小限におさえる活動』がある」ということが皆さんに伝わると嬉しいです。

そのかわり「オンライン」での販売は加速させます。

前売券は現在「3万枚」売れました。

絶対に個人で10万枚売ります。

(※こちら↓)

https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/1547

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▼ 海外組のメンバーと仕掛ける絵本の海外出版の進捗状況について

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2~3日前の記事で書かせてもらったとおり、現在、海外在住のサロンメンバーと、各国で絵本を出版する話を進めております。

サロンメンバーさんにエージェント(海外の出版社と交渉をする人)になっていただき、そのまま出版が決まれば、絵本の『印税』を、そのサロンメンバーさんと分配する…というもの。

このプロジェクトの進捗状況について、お話しします。

結論から申し上げますと、「すべてが簡単にモノが運ぶとは思いませんが、ものすごいスピードで進んでいる」です。

サロンメンバーさん(海外組)が有志で立ち上げてくださった『海外エージェント』のグループの中で、各国の情報が共有&整理され、すでに数社と具体的な交渉に入っています。

もうメチャクチャ早いです(笑)

この有志のグループがすんごく整理されていて、熱量と冷静さのバランスが最高なんです。

「各々が株式会社NISHINOに問い合わせ連絡を入れてしまうと、株式会社NISHINOがパンクするから、皆で要件をまとめて、具体的に話が進む段階になってから、連絡をしましょう」という声掛けがおこなわれています。

こういう配慮はメチャクチャ好きです。

(※実際にスタッフも助かっております)

本当にありがとうございます。

今回の海外出版プロジェクトの『棚ボタ』は、「海外在住のサロンメンバーさん同士が繋がった」ということ。

「え? メルボルンに住んでるんですか? 私もです。はじめまして!」というハッピーな事件が各地で起きています。

異国の地で、同じようなことを面白がっている日本人と出会えるキッカケになれたのは、棚ボタ史に残る『棚ボタ』です。

今、ホント、海外組には、すんごい動いてもらっていて、それを見ていると申し訳なくなってきたので(※印税なんて、たかが知れているし)、出版が決まったら、飛行機に飛び乗ってサロンメンバーさんに夜ご飯を奢りに行きます。

空港まで迎えにきてね(^-^)

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▼ 最後に

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こんな感じで、どれだけ思い入れが強かろうが上手くいかないところは速度感をもって撤退し、上手くいきそうなところはゴリッとアクセルを踏んで、今日も頑張っています。

コロナショックに見舞われた経営者さんの胸中をお察しします。

お互い頑張りましょう。

最後になりますが、海外の出版社さんと交渉する際に予想される質問と、その答えについてまとめてみましたので、海外組の皆様は、イイ感じに使ってみてください。

現場からは以上でーす。

【追伸】

サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

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▼ 予想される質問と、その答え

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■キーワードは何ですか?

→「皆が諦めたものを最後まで信じ抜く」です。

■小説ではなくどうして絵本なのでしょうか?

→理由はいくつかあります。

・ビジュアルで(1秒で)惹きつけることができるから。

・言語の壁を越えやすいから。

・(後ほど詳しく説明させていただきますが)自分の全ての活動に世界観を共有するアイテムとして、「ビジュアル」は外せないから。

■西野の最大のアピールポイントは何でしょうか?

→日本で最もお客さんを集める絵本作家

■作品は作者にとってはどのような存在ですか?

→「世界最高峰のチラシ」です。

■作品を通して意識している存在は何ですか? 視点は?

→子供の頃の自分です。

子供の頃の自分が読んで胸が踊るか否かで判断しています。

■作中の「輝く星」は何を意味している?

→「行き先を教えてくれる存在」

■作品のThesis(自分の主張)は何ですか?

→「見上げないと星は見れない」

■ストーリーの中のキャラクターは作者にとって何ですか?

→自分自身です。

多くの日本人は変化を嫌い、挑戦を受け入れません。

僕は新しい挑戦を仕掛ける度に、日本中から非難され続け、2013年には日本国内で「最も嫌いな芸人」に選ばれました。

それでも挑戦を続け、今に至ります。

■絵本以外の展開が図でしめされていますが、具体的にはどういう事ですか?

→僕は自分が行っているあらゆる活動を「世界観」「お金」「広告」」という3種類の矢印で結び、それぞれの活動が互いにどのようなメリットをもたらしているのか(相関関係)を可視化しています。

たとえば僕はビジネス書を出していますが、これは「西野亮廣エンタメ研究所」という月額1000円のオンラインサロン(ファンクラブ?)を宣伝する為のコンテンツとして位置付けています。

ビジネス書単体で収益を生む目的はなく、要するに「西野亮廣エンタメ研究所のチラシ」なので、「たくさんの人に見られること」に価値があります。

よって、ビジネス書の印税は全額、ビジネス書の広告費に使っています。

新聞の一面を購入したり、電車広告をジャックしたり。

そうすることで、競合のビジネス書と差をつけることができて、「西野亮廣エンタメ研究所」の加入者が増え、「西野亮廣エンタメ研究所」の収益が増えます。

現在「西野亮廣エンタメ研究所」には6万4000人の会員がいて、月額6400万円(年間7億6800万円)が、僕のチームの活動資金となります。

僕の絵本は分業制で作っていて、1冊を制作するのに約2000万円がかかります。

とても絵本の印税では賄えない額ですが、この制作費は「西野亮廣エンタメ研究所」から出ています。

分業制の予算を印税以外から確保することで、他の絵本とはまた違った形のモノを生み出すことができます。

そして、僕の絵本は、自分が行っているその他の活動に世界観を与えるモノとして位置付けています。

現在僕が行っている各種イベントや、運営しているアプリ、経営しているBARやレンタル会議室、そして近々建設予定の美術館…それら全て絵本の世界観を反映してものです。

そうすることで、絵本のファンが訪れてくれて、集客に繋がります。

このように、世界観を生むポイント、お金を生むポイント、集客をするポイントを明らかにして、有機的に連携させて、役割分担をすることで、それぞれのパフォーマンスを最大化しています。

■絵本なのか?アート作品なのか?

→絵本です。

が、巷に溢れている絵本のように、イラストページに文章を載せるつもりはありません。個展を開催する時に、文章を省いて、イラスト単体で展示する為です。

個展会場では、絵本が飛ぶように売れます。

その時、お客様は絵本のストーリーを知らないことが多いです。

個展のグッズとして買っていただき、家に帰ってから絵本のストーリーを知ることになります。

この時、絵本としてではなく、「アート作品(のグッズ)」として扱われています。

当然、本屋さんでは「絵本」として扱われます。

それが絵本なのか、アートなのかは、「売り場によって変わる」という感じです。

■世界展開とはどのように具体的に考えているのですか?

→たとえば、僕と貴方の二人で本を作れば、その本は2冊売れます。

自分達が作った思い入れのある作品なので、それぞれが1冊ずつ買うからです。

2人で作った作品が2冊売れるのであれば、10人で作れば10冊売れ、100人で作ることができれば、100冊売れます。

「クリエイターが、一番のお客さんである」という話です。

これまでクリエイターは、一人でも多くのお客さんに作品を届けようとしてきましたが、そうではなくて、「クリエイターはそのままお客さんになるので」、一人でも多くのクリエイターと作品を作ればいいと僕は考えます。

目的は、70億人に届けることではなく、70億人で作ることです。

そう考えた時に、「一般のお客さんを、いかにしてクリエイター側に回すか?」が課題となってきます。

クリエイターとお客さんを分断させているものは「著作権」なので、僕は絵本の(2次利用の)著作権を放棄しています。

そして、絵本制作時も、プロット段階から「西野亮廣エンタメ研究所」のメンバーや一般のお客さん(数万人)と共有し、可能な限り制作に参加してもらっています。

絵本制作&宣伝に関するクラウドファンディングは、これまで○○人にご支援いただきました。(※支援総額○○円)

この方法で、日本ではベストセラーになったので、今度は、この方法を世界に転用します。

■日本でベストセラーになっている要因は何ですか?

→理由はいくつかあります。

まずは、上にあげた理由(作り手を増やす)が一つ。

そして『おみやげ戦略』も大きく影響しています。

これだけ世の中が変化し、様々なサービスが生まれては消えていっているのに、『おみやげ屋さん』だけは無くなっていません。

これは、「僕たち人間が思い出をモノに保管しようとする行為」が普遍的なものであることを意味しています。

ここから逆算して、絵本が『おみやげ』となるように個展を設計しています。

『えんとつ町のプペル展』は100万人以上を動員して、そのグッズ売り場で数万部が売れています。

個展の巡回展を止めない限り、絵本の売り上げが止まることはありません。

■えんとつ町のプぺルについてどうしてハロウィンとゴミ人間がストーリーの中心になっているのですか?

→ハロウィンにした理由は、この物語が「死者が蘇る物語」というのが一つあります。

そして、日本のハロウィンは「収穫祭」として捉えられておらず、悪くいうと「コスプレ大会」のようになっています。

毎年、ハロウィンの夜には大量の「ゴミ」が発生します。

これが、ハロウィンの夜にやってきたゴミ人間誕生の由来です。

→夢を追いかける主人公を「嫌われ者のゴミ人間」にした理由についてお答えします。

皆、子供の頃は夢を持っていましたが、大人になるにつれ、様々な理由で折り合いをつけ、その夢を捨ててしまいます。

皆が捨ててゴミにしてしまったもの、まだ持ち続けているのが「ゴミ人間」です。

「ゴミ人間」はいまだに夢を持ち続けている人の姿です。

周りの人からすると、折り合いをつけて捨てた夢をまだ持ち続けられてしまうと、都合が良くありません。

万が一、その夢が叶ってしまうと、あの日、夢を捨ててしまった自分の間違いを認めなければならないからです。

なので、「ゴミ人間」の存在を憎み、時に、攻撃に転じてしまいます。

これは、夢を追いかける全ての者が背負う使命だと僕は考えます。

AKIHIRO NISHINO

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