『“意味変(いみへん)”を加速しろ!~“意味変”って何?~』 #西野亮廣エンタメ研究所 #過去記事 20200526

5月26日(火)

おはようございます。

誹謗中傷してくる人(噛みついてくる人)に、やり返すどころか、優しく抱きかかえてしまうキングコング西野こと「風の谷のナウシカ」です。

さて。

今日は「『意味をズラす』を加速させろ」という変なタイトルでお話をしたいと思います。

変なタイトルですが、上手くやれば、サービス提供者全員が転用できる話だと思います(たぶん)。

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▼ 意味をズラす

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これは、これまで何度かお話ししたことがありますが、僕は作品を(自分の顧客の)外側に届ける時に、「意味をズラす(意味を変える)」という姑息な技を使います。

「意味変(いみへん)」とか言っています。

たとえば絵本『えんとつ町のプペル』は、表紙カバーをとると、「えんとつ町のプペル」という日本語タイトルと、「にしのあきひろ」という作者名が消え、『Poupelle of Chimney Town』という英語タイトルだけが残る装丁になっています。

外国の絵本風にして、『インテリア』として機能するように設計しているわけですね。

こうして『読み物』から『インテリア』に意味変すると、なんと「読みたいからプペルを買う」の他に「飾りたいからプペルを買う」という新しい需要が生まれます。

ついでに言っちゃうと、絵本『えんとつ町のプペル』は、2018年頃から『ギフト』として打ち出しています。

『読み物』から『ギフト』に意味変することで、「何か贈り物をしたいなぁ」と考える人の頭(購入リスト)に潜り込むことができるわけですね。

絵本が『読み物』から『ギフト』になった時の強みは、一人が「5冊」や「10冊」の購入(まとめ買い)を検討してくれるようになること。

実際、絵本『えんとつ町のプペル』はギフトとして打ち出してから、売り上げが伸びました。

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▼ NORA美容室のケース

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コロナちゃんが強襲する中、表参道の美容室NORAさんは、「ヘアカット」や「ヘアカラー」の【前売券】を販売し、新たな売り上げを作りました。

(※僕も20枚ぐらい買っちゃった)

https://nora0427.base.shop/

このとき、上手かったのは「ヘアカット前売券」「ヘアカラー前売券」という商品名の後に、『(ギフト可)』という一言を入れたこと。

「ヘアカット前売券(ギフト可)」

「ヘアカラー前売券(ギフト可)」

こうすることで、購入者は「そうか。【ヘアカラーを贈る】という手もあるのか」と考え始めるわけで、この瞬間、美容室がギフトショップに意味変します。

実際に(まんまと)僕は女友達や女性スタッフに「ヘアカラー」や「ネイル」を贈っちゃったので、NORAさんは意味変によって、新たな市場を開拓されています(売り上げが伸びています)。

そんなこんなで、ここからが本題です。

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▼ オフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』の意味変

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御存知のとおり、コロナちゃんによってエンタメ業界は壊滅的な被害を受けています。

イベントは軒並み中止。

「3密許すまじ!」の大合唱により、劇場は閉じてしまいました。

劇場再開後も、感染拡大防止の一環として、入場制限や「座席間隔を空けて」チケット販売することが各劇場から発表されています。

ブロードウェイの各劇場も、とりあえず2020年9月までは休止。

再開後も、何らかの感染防止策がとられるでしょう。

もちろん、公演延期が決定した我らがオフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』も他人事ではありません。

座席数が減らされてしまうので、当たり前ですが、真正面から挑んでしまうと、売り上げは落ちます。

売り上げが落ちるとキャスト&スタッフに給料が払えなくなり、『Poupelle of Chimney Town』を続けることができなくなります。

こうなってくると、別の(プラスαの)収益源を作らねばなりません。

『Poupelle of Chimney Town』は今、『ミュージカル』の意味変を求められているわけです。

そんなことは、ミュージカルチーム代表の小野さんも、サポートとして入っているセトちゃんも、とっくに分かっていることで、十中八九、『英会話学習』への意味変を仕掛けてくるでしょう(笑)。

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▼ 英会話教材としての『Poupelle of Chimney Town』

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ブロードウェイミュージカルは、「その時間帯、ブロードウェイにいる人」にしか売る設計になっていないから、今回のようにブロードウェイに行けない人が増えると、そのまま売り上げが落ちてしまいます。

「じゃあ、ブロードウェイ以外の人に、ブロードウェイミュージカルを売るにはどうすればいいんだ?」と考えた時に、日本とアメリカの落差を利用して『英会話を販売する』は結構イイ手だと思います。

『ミュージカル』を『ミュージカル』として配信してしまうと、必ず「やっぱり、生で観たい…」という不満が生まれるので。

作戦としては、

「会場(ブロードウェイ)にいる人には『ミュージカル』として販売して、日本にいる人には『英会話』のオンライン教材として生配信を販売する」

がイイですね。

日本とニューヨークの時差は13~14時間ほどなので、「ブロードウェイミュージカルの夜公演」は「英会話の朝学習」となり、時間的な相性も良さそうです。

ここまでの意味変は小野さんもセトちゃんも考えていると思うのですが、ここから更に『英会話』の需要を加速させた方がいいと思います。

結論を先に言っちゃうと、『Poupelle of Chimney Town』の英語台本に日本語訳を追加した「教科書」を作って、日本で販売した方がいいと思うよ(※頼れる先輩風!)

ブロードウェイ公演を配信する時に、「今、どのシーンが演じられているのか?」を、教科書(日本語訳台本)と照らし合わせながら追えるようにして、発音の勉強になるようにする。

そうすることで、『プペル』と『ミュージカル』に興味がない人に、オフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』を販売できるので。

上手にやれば『ミュージカル』の売り上げよりも、『オンライン英会話』の売り上げの方が上回ると思います。

その売り上げで、キャスト&スタッフの給料を補填し、制作費に更にコストをかける。

これは英語圏の人には打てない手で、英語コンプレックスがある日本人に最も有効な手なので、「教科書づくり」は(クラファン等で)とっとと開始した方がいいと思います。

「そんなことをしたら、ストーリーがバレちゃうのでは?」と心配される方がいらっしゃるかとしれませんが、ストーリーが120%バレても観たくなる物語を書いているので問題ありません。

あと、教科書の印税は僕は1円も要りません。

すべて制作費に回してください。

コロナなんて屁でもねぇ現場からは以上でーす。

【追伸】

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