『新型コロナ時代の戦い方~無観客イベントの可能性を探れ~』 #西野亮廣エンタメ研究所 #過去記事 20200302
3月2日(月)
おはようございます。
現在、日本で最も「卒業式ができなかった子達に、卒業式をプレゼントしないの?」と言われているキングコング西野です。
さて。
今日の内容は、表に出そうかどうか、スッゴい悩んだのですが、感情が高ぶっている時の議論は建設的なものになりなくいし、何より、こんな時に場外戦を繰り広げたくないので(※こんな時こそ楽しいものを届けたいので)、サロン内に投稿させていただくことにしました。
『新型コロナウイルスによる公演中止の是非』についてです。
以下、一部非公開。
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僕も、考えているゴールは同じで…
①お客さんの安全が最優先。
②経済活動を止めてはいけない。
この二つです。
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②の「経済活動」については、細かく言うと
「演劇の経済」と「日本の経済」の二つに分けられると思います。
当然、「日本の経済」がまわらないと、その枠の中にある「演劇の経済」はまわりません。
なので、無思考な不謹慎狩りが一番最低なので、国民の不安をよそにスキーを満喫している〇〇(非公開)サンとかが最高で、とにかく「日本のお金を動かす(経済を回す)」ということが非常に大切です。
「コロナが今より拡がる」もしくは「コロナを拡げてしまうような政府・国民の対応」によって引き起こるメチャクチャやっかいな問題が『入国制限がかかる』もしくは『入国者が減る』です。
元気な働き手が多かった30年前と違って、今の日本で、これをやられてしまうと、結構絶望的で、外国人が日本にお金を落として、日本人がお金を持っていないと、日本人に食わしてもらっている日本の演劇人は食っていくことはできません。
今ここで、くい止めないと、もっともっと演劇人が食えなくなる。という話です。
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▼中止しろ。ただし、「お金」の動きを止めるな。
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今、エンタメ業界やサービス業界の人間がやらなければいけないのは、「オフラインの活動を止めて、活動を中止している間のスタッフの生活を守れるだけの収益を作る方法」を死ぬ気で探すことだと思います。
オーソドックスなやり方としては『無観客×オンライン投げ銭』が一つあるでしょう。
ウチの新入社員による『株式会社NISHINO活動報告会』というイベントが3月10日にあるのですが、社長のヤン君と、田村Pには、2週間前には「これ、無観客にした方が、ライブの売り上げを伸ばせるよね」という話をさせていただきました。
昨日、新入社員に瀬戸ちゃんと小田っちに「3月10日のイベントどうするの?」という質問をしたのですが、それなりに考えているみたいです。
おそらく「無観客」の方向だと思います。
賛成です。
その上で、僕から新入社員の二人への宿題は以下のとおり。
「中止(無観客)にしろ。ただし『お金』の動きを止めるな。結果的に赤字をブッこく分には全然構わないけど、まずは『無観客にした方が売り上げが伸びた』という結果を求めて、その、生き延び方を皆さんに共有しろ」
僕ならできるけど、キミ達にそれができるか?
頑張ってね。
現場からは以上でーす。
【追伸】
新入社員が頑張っています。ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します↓
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