『西野CMプランナーの考える広告(前編)』 #西野亮廣エンタメ研究所 #過去記事 20200131

1月31日(金)

おはようございます。

『西野えほん』という名前に飽きたので、はやく改名したいキングコング西野えほんです。

今度は「西野CMプランナー」になります。日本人初のミドルネームが入ります。

さて。

今日は『広告』について考えていきたいと思います。今回は結構重要なテーマだと思うので、今日と明日の『前編/後編』に分けてお話したいと思います。

前編の今日は、たいした結論は、まだ出ないのですが、「なんとなく、この方向だよね」という方向性の共有をば。

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▼ 広告を考える(前編)

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サロンが大きくなったあたりから、オンラインサロンを絡めたCM制作(広告)のオファーをたくさんいただくようになりました。

クライアントさんは、まだまだ小さな会社から、日本を代表するようなナショナル企業さんまで、様々です。

プチ電通やってます。

ただ、CMというのは、商品をオススメするお仕事で、つまるところ、「お客さんに時間とお金を使わせるように持っていく仕事」ですから、当然、なんでもかんでもオススメすることはできません。

どれだけお金を積まれても、受けることができないCM制作のオファーがたくさんあります。

ここ最近たて続けにオファーをいただいているのですが、すべてお断りさせていただきました。

オファーをお断りするケースは大きく二つ。

①西野亮廣がその商品を心からオススメできない場合。

②広告の「基礎工事」および「仕上げ」を西野亮廣が管理できない場合。

①に関しては、さきほど申し上げたとおりなので、②に関して、ご説明します。

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▼ 「基礎工事」がズタボロのパターン

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「弊社の方で【A】という商品を広める為に、○○という企画を考えたのですが、この○○という企画をバズらせて、【A】の商品の販売に繋げたいです。お願いします」

といった依頼をよく頂戴します。

「その基礎工事じゃビルは建たねぇよ」ということが本当に多くて、その場合は、「【A】を売ること(ビルを建てること)を目的とするのであれば、そもそも○○という企画(基礎工事)を捨てて、ゼロからやった方がいいですよ」とお答えします。

ところが、大体の場合は、

「○○はもう社内で決まったことですので…」

と返ってきます。

お気持ちは超分かります。

ただ、「ぬかるみ」に打たれた杭の上に、ビルを建てたところで、倒壊して、時間とお金が無駄になり、場合によっては人が死に、ついでに、その工事に携わった僕の信用も落ちることも見えているので、こういうお仕事はお受けしません。

それでも僕にオファーを出してくださったことは感謝しているので、マネージャーを通じて、「悪いことを言わないので、すべて白紙にして、基礎工事からやり直した方がいいと思います。また、お手伝いできることがあれば、いつでも声をかけてください」というメッセージをお伝えして、お別れします。

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▼ 重役が広告の「仕上げ」に口を挟むパターン

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これに関しては、具体例を出した方が分かりやすいと思うので、西野亮廣エンタメ研究所(株式会社NISHINO)が仕掛けている広告を例に御説明します。

ときどき僕たちは、『西野亮廣エンタメ研究所』主導でおこなった国内外の個展の様子や、海外の支援の様子などを撮影・編集し、YouTubeにアップしています。

https://youtu.be/CIK-HNyz-Zo

「『西野亮廣エンタメ研究所』では、こんな活動もしてますよ~」という『活動報告』ですが、世の中の全ての『活動報告』の狙いはCMですね。

そこで紹介された活動に興味を持った人達が、「俺もやりたい」と思ってくれたらいいなぁ…という下心が運営元には確実にあります。

ご多分に漏れず、『西野亮廣エンタメ研究所』にも、そういった下心はあります。

(#言っちゃうのかよ)

ただ、一つ言っておきたいのは、僕は本当に面白いことがしたいし、本当に人を助けたいと思っています。

サロンの宣伝になるから『エッフェル塔』で個展をしたわけではないし、サロンの宣伝になるから、スラム街の子供達の支援を続けているわけではありません。

強い想いと行動が先にあって、「結果的に、それがサロンの宣伝になったらいいよね」という順番です。

ここの順番に嘘はありません。

ところが。

たとえば、スラム街の子供達の支援をした動画を見た会社の重役が、「なかなか、いい動画だけど、これだとサロン入会への導線が弱いから、動画の最後に『西野亮廣エンタメ研究所に入りたい方はコチラまで!』と出して、入会の案内を入れた方がいいよ」と言って、重役に言われたとおりに広告の「仕上げ」にメスを入れてしまうと、スラム街の子供達を助けたくておこなっている活動が、「サロン会員を増やす為に、スラム街の子供達を支援している」という風に見られてしまって、結果的に全てを失います。

毎度、個展のスラム街支援の活動報告動画の最後に『西野亮廣エンタメ研究所』という文字しか出していない(入会の手引きを出していない)理由は、そんなところです。

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▼ ということは、なるべく『CM感』を消したらいいの?

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こうなってくると、「なるべく『CM感』を消した方がいい!」という結論に着地しそうですが、僕は、そうは思っておりません。

少し前に話題になった『そごう』のCM(お相撲さんが、ひっくり返すやつ)が良い例です。

『面白い広告』と『広告効果がある広告』は、まったく別物で、あの『そごう』のCMを見て「面白い!」と思った人はたくさんいると思うのですが(※僕は思いました)、「そごうに行こう!」と思った人はほとんどいないと思います。

もっと残酷なことを言うと、『そごうのCM』ということを認識している人も、ほとんどいないと思います。

あのCMの役割は、どちらかというと、『そごうのCM』ではなくて、業界関係者に向けた『CMプランナーさんのCM』で、あのCMで売れたのは、CMプランナーさんです。

ただ、「面白くないと見てもらえない」というのも事実で、これらを受けて、僕らはどういった広告を仕掛けていけばいいのでしょうか?

広告というものは全てのサービス提供者にのしかかってくる大きな大きな問題です。

広告に関する考察記事は明日(後編)に続きます。

今日はこれから梶原君と二人で長野に行きます。

『キャリオク』のCM撮影です。

明日の記事では、『キャリオク』のCMの話を軸に、「こうしようと思います」という僕なりの結論を出します。

現場からは以上でーす。

https://kyarioku.jp/

 

KYARIOKU.JP

入札制度で次のステージへ。キャリオク

 

 

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