『ビジネス書“リーダーの歩き方(仮)”の冒頭を公開』西野亮廣エンタメ研究所 過去記事20191203

12月3日(火)

おはようございます。

遙々スリランカまで来て、ホテルで赤ちゃんぐらい寝てしまったキングコング西野です。

さて。

公式ブログの方にも書かせていただきましたが、日本を離れて、ようやく(少しだけ)時間を作ることができたので、昨夜、「来年出版しようかなぁ」と思っているビジネス書『リーダーの歩き方(仮)』の原稿をチマチマ書いてみました。

サロンメンバーが読んでも面白いモノにしなちゃいけない(「サロンと内容がかぶってんじゃん」となったらダメ!)なので、『リーダーの歩き方』のすべてをお見せすることはできないのですが、「はじめに」の部分をサロンメンバーの皆様に公開して、「ここは、もっと、こう表現した方がいいかも」といった意見を交換し、本のテイストを固めた上で、続きを書いてみようと思うので、今日は『リーダーの歩き方(仮)』の「はじめに」を公開したいと思います。

コメント欄で、皆さんから意見をもらいながら、同時進行で書き直していきたいので、「ここは、こうした方がいいかも」という赤ペン先生的な意見をお待ちしております。

それでは、どうぞ↓

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『リーダーの歩き方(仮)』

《はじめに》

「ドアノブ」にはメッセージがある。

「このドアはノブを回してから押してください」という注意書きが貼られていなくても、ボクらは〝ドアノブの形〟を見れば、そのドアノブを回せばいいのか、ドアノブに指をかけて横にスライドさせればいいのかを判断することができる。

ドアは「ドアノブ」に自らの使い方を説明させているわけだ。

男子便器の真ん中にダーツの「的」のようなシールが貼られていると、ボクたち男子は(頼まれてもいないのに)「的」をめがけてオシッコを発射する。

小学生であろうが、上場企業の社長であろうが関係なく、皆、アホみたいに踊らされて、とにかく自分のポコ先を「的」に向ける。

まさか不注意で便器の外にオシッコを飛び散らすようなことはない。

おかげで、トイレ掃除の人は大助かりだ。

こういった「環境が動物に与えるメッセージ」のことを『アフォーダンス』と呼ぶ。

んでもって、このアフォーダンス理論を取り入れずにプロジェクトを設計してしまうチームは余計な人件費を支払うこととなる。

「静かにしてくださーい!」とアナウンスし続けるスタッフを雇うぐらいなら、会場のLEDライトをキャンドルライトに変えるというのも一つの手だ。

キャンドルには「灯りをともす」という機能の他に、「静かにしようね」というメッセージがある。

リーダーが「声のボリュームは、光の量や光の質に左右される」ということ知らないチームは、余計に人件費を払い続けることとなる。

おかげで経費が圧迫され、シワ寄せを食らうのは、いつだってリーダーについていく人間だ。

リーダーというのは何も、経営者や、監督や、クラブの部長や、プロジェクトリーダーだけを指した言葉じゃない。

「お母さん」だってそうだ。

お母さんは今日も「テレビばっかり見てないで、勉強しなさい」と我が子に叫び続けている。

だけど、どうだ?

引っ越しの際や、新居を購入した際、お母さんはどの順番で家具や家電の場所を決めていくだろう?

まずはテレビを置く場所を決めて、その次に、テレビと向かい合うようにソファーを置く。

テレビとソファーの間にローテブルなんかを置いて、そのローテーブルの上に、テレビとエアコンのリモコンを置いたりするんじゃないかな。・

おかげで、家の中では、ソファーは一番居心地の良い場所になる。

子供が家に帰ってきたら、そりゃ、真っ先にソファーに座るよね。

だって、そこは家の中で一番居心地が良い場所なんだもん。

手を伸ばせばリモコンがあって、目の前にはテレビがある。

これで一丁上がり。

子供がついついテレビを見るように家を設計しておきながら、「テレビを見るな」と叫び続けているのが、お母さんだ。

(※この辺の話は坪田信貴先生の「どんな人でも頭が良くなる世界で一つだけの勉強法」に詳しく書いてあるので、読んでみてください。面白いよ→https://www.amazon.co.jp/…/ref=cm_sw_r_tw_apa_i…)

このお母さんの一番の問題は、「子供がついついテレビを見るように環境を設計してしまっている」という自覚がないことだ。

そのおかげで、「お母さん」は、無駄なコストを支払い続けることとなる。

ここでいう「コスト」とは、お母さんの時間や体力や精神力のことね。

これらが疲弊してしまうと、その苛立ちの矛先が子供にくる。

お母さんが「アフォーダンス」を学んでおけば未然に防げたことだ。

リーダーの役目は、チームを守り、チームを前に進めることにある。

リーダーは環境を疑い、自ら学び、改善することを止めてはいけない。

シンプルに言うと「頑張らなくちゃいけない」。

挨拶がビックリするぐらい遅れましたが、漫才コンビ「キングコング」の西野亮廣と申します。

芸人をやったり、絵本を描いたり、映画を作ったり、美術館や小学校を作ったり、血迷ったように様々なプロジェクトを同時進行させている男です。

立候補した覚えはないんだけど、毎度、気がつくとプロジェクトの「リーダー」を任されている。

チームの規模的に一番大きいのは、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』で、こちらは3万2000人のチーム。

こいつをまとめあげるのは大変だ。

リーダーはメンバーの何を許し、何を許しちゃいけないのか?

どうすれば、チームの活動資金を確保し続けられるのか?

どうアプローチすれば、チームが出した答えで世間を巻き込むことができるのか?

どうすれば、誰一人置いてきぼりにせずにチームを前に進めることができるのか?

リーダーとして生きる毎日は本当に勉強の連続で、そこで学んだことを、今日はキミにお話ししようと思う。

キミは「リーダー」か、「これからリーダーになる人」か、「リーダーを支える人」か、「今のリーダーを支えたくない人」のいずれかのポジションに立っている。

いずれにせよ、「リーダー」はキミにとって他人事じゃないハズだ。

これからキミに話す「リーダーの歩き方」が、キミの挑戦を後押しできるのであれば、こんなに嬉しいことはない。

キミも忙しいだろうから、2時間で読み切れるようにお話しするよ。

一つ。

僕よりも年齢が上の方が読まれている可能性もあるのに、こうして砕けた言葉で話してしまっていることを先に謝っておきます。

ごめんなさい。

僕には6つ下の弟がいて、毎度、堅苦しい本を書くときは、弟に話すように書いているんだ。

おかげで、起業家連中が好む「難しい横文字」が出てこないので、安心して欲しい。

説明は簡単な方がいいよね?

僕自身が苦手なんだ、ああいう横文字。

今調べてみたら、さっき説明した「アフォーダンス」の意味(使い方)も若干間違っていたよ。

とても恥ずかしいよ。

辞書で調べ直しておいて。

どうやらキミが頑張らなくちゃいけない一冊になりそうだ。

西野亮廣

 

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