『“ためにならない話”もするよ。新作絵本“夢幻鉄道”』西野亮廣エンタメ研究所 過去記事20191130

11月30日(土)

おはようございます。

「キングコングって、ネットが無かったら終わってるよねww」というアンチコメントに対して、「(そうなことを言ったって)ネットはあるから」と冷静に返信している方がいて、声を出して笑ったキングコング西野です。

おっしゃる通りで、そんなことを言い出したら、イチローなんて野球が無かったら終わってます。

さて。

「いいね」や「再生回数」や「売り上げ」や「視聴率」など、僕や皆さんの活動(仕事)は、基本的には数字で評価されます。

ただ、その数字というのはあくまで「他人の評価」で、僕たちが気をつけなきゃいけないことは「毎回数字を追い求めてしまうと自分じゃなくなる(顔がボヤける)」ということです。

『Voicy』は再生回数(再生時間まで!)という数字がハッキリと出るのですが、やはりその数字が伸びるのは「お金の話」をした時で、だからといって毎回「お金の話」をしてしまうと僕が僕では無くなりますし、僕でなくてもいいものを発信するのが当たり前になってしまうと、僕は代替可能な人材となってしまうので、長期的に見たら大大大損失です。

(以前もお話ししましたが…)オンラインサロンの記事もやっばりそうで、皆様からの『いいね』の数に発信内容を合わせていってしまうと、発信内容を決めているのは(厳密に言うと)僕ではなく皆さんで、そうなると『西野亮廣エンタメ研究所』である意味がありません。

とはいえ僕はプロなので「数字なんてどうでもイイ」とは思わなくて、言いたくもなくて、大切なのは「どの打席で結果を出すか(圧倒的な数字を叩くか)?」を決めることだと思っています。

ホームランを打つ打席を決めたらば、その時はキッチリとホームランを打ちます。

いずれにせよ、インターネットの世界は「RT」や「いいね」や「再生回数」など数字で結果が出やすいので、基本的には『多様性』とは反対方向に向かっているということを踏まえて、インターネットの数字(評価)と向き合った方がいいと思っています。

そんなこんなで、オンラインサロンの記事も「ためになる話」「サロンメンバーが自分ごと化できる話」を書けば『いいね』がたくさん貰えるのですが、もちろん、そんな事ばかりを書くつもりは毛頭ないっす。

今日は、皆様にはあまり興味がないかもしれないファンタジー制作…新作絵本『夢幻鉄道』の話をば。

蜷川実花さんと組んで作る新作絵本『夢幻鉄道』は、僕の絵本では初めてとなる「女性が主人公の物語」。

女性の心情を描くのは僕なんかよりも実花さんの方が1000倍上手いので、いとも簡単に実花さんにお任せすることにしました。

これまでの打ち合わせで夢幻世界のビジュアルは、おおよそ固まり、昨夜は、キャラクターデザインを担当してくださるYKBXさんを交えて、さらにさらに内容をつめました。

『夢幻鉄道』のビジュアルを最大限活かす為の絵本の形やサイズの話にもなり、話し合いの結果、これまでの正方形の絵本とは違い、縦1:横1.5の『横長サイズ(映画スクリーンサイズ)』でいくことになりました。

https://voicy.jp/channel/941/62404

先日の投稿(先に映画の予告編を作っちゃう!)でも「思いつかせる」ということを書きましたが、絵本を映画のスクリーンサイズにすることで、「この絵本を映画化しよう!」と思いつく人の数は格段に増えて、『夢幻鉄道』の映画化が現実味を帯びてくると見ています。

今回は、蜷川組(映画チーム)から、スタイリストさんと美術さんも参加されるので、さ一層、映像の匂いが漂う絵本となりそう。

『夢幻鉄道』には(ただただ淡々と)主人公を夢幻の世界に連れ去ってしまう7人のキャラクターがいるのですが、昨日の打ち合わせで、「彼らのビジュアルは『顔がボヤけているサラリーマン』にしよう!」というアイデアが出て、超怖くて、加日本っぽくて、最高だと思いました。

朝の品川駅では川の流れのようにサラリーマンの方が淡々と流れていて、「自分の意思で歩いている」というよりも、「得体の知れない力によって流されている」と表現した方が近くて、あの不気味さは日本の景色で、この景色をmade in JAPANの絵本に入れ込もうと。

脚本担当としては、「主人公を夢幻の世界に連れていくキャラクターは、何故、このような姿になったのか?」という“理由”を新たに書かねばなりません。

この“理由”は絵本では出てきませんが、映画化(2次展開)の時などに、ここをシッカリ作っておいたら、「後々、辻褄が合わなくなる」ということが無くなるので、土台作りはシッカリと。

この辺は建築と同じですね。

こういった話は、基本的には発売記念イベント(トークショー)とかでしか話さないことなのですが、制作段階から作り手の狙いや苦労を共有したくて、今後も、ときどき、やっちゃうかもしれませんが、付き合ってね。

圧倒的なエンターテイメントを作ります。

現場からは以上でーす。

【YouTube】

『ファンの作り方』

https://youtu.be/1Oe0qps9dEE

 

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